目覚めは最悪

割とよく見るパターンの悪夢で目覚める。
大学の履修が間に合わない、単位が取れない、とかそんな内容。もちろん既に卒業して数余年経つ今、大学の講義など受けることは無い。

が、薬の副作用と統合失調症の症状で、寝起きは特に夢と現実の区別がついていないことが多い。軽いパニック状態になる。自分が寝ていたこの部屋はどこか。今の境遇はどうなっているのか。学校は?仕事は?3分ほどパニック状態の脳と記憶を整理して、現状を再確認すると共に安堵する。

もう一つの原因は、やはり自分の精神世界が学生時代で止まっているというのがあるのだろう。歳を取るごとにこの事実は重くのしかかっってくる。一年足らずとはいえ会社勤めもした。フリーランサーでがんばってみた時期もあった。でも、それらのことごとくが私の人生において「何も与えなかった」。何も得られない空虚な数年間だった。「良かった」はもちろん、「悪かった」とさえ思えた事がないのだ。苦痛ではあった。

結局生まれついて決まっているのだと思う。後天的なものだと、努力とか、環境とか、運とか、色々あるけれども。記憶を遡るほどに自覚してしまう。私は生まれながらにしてまともに生きられない。

そして今日も悪夢で目覚める。死んでしまえばいいのに、と嘯きながら。どう生きようとも、未来に幸福のヴィジョンは無い。緩慢に死んでいく。

カテゴリー: うつ, 雑記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。