静養

実家に帰ってきたのは、経済的負担を減らすためである。だが周りの目はそうは見ていない。跡を継ぐとか口で言うのは簡単だけど、私の病状はそこまで軽くない事を家族や親しい人たちにどう伝えるか。

医師の見立てでは「半年の静養が必要」。その間に薬を変えたりしながら良い方向へ持っていける道筋を探すことになる。

家に引きこもるのは東京ぐらしと同じだが、地方には、周りの目がある。体裁というものがある。家事手伝いさえまともに出来ない今の私では二昔ほど前なら座敷牢生活ではなかろうか。

悪いことばかりじゃない。音楽熱が上がっている。他にやることがないからか。機材を買い戻すのにちょっと懐具合が心配だが。

ともあれ、心おだやかに過ごせることを祈る。

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