寝て、起きて、「ここが現実だ」と理解するまでのタイムラグが長くなっている。自分がどの世界にいるのか自分で判っていない。
夢の中の出来事が過去に現実にあったかのように感じる。私はあんな所に住んでいたことはない。住んでいたことはないのに、何故こんなにはっきりと懐かしさを覚えるのか。
今いる自分の部屋を客観的に捉えることは、現実の確認として有効と感じる。K駅近くで何階建ての何号室、外観はどうこうで、家賃はいくらで・・・
・・・などをはっきりと思い出すまでの時間が長くなっている。自分のいる部屋が分からない。見慣れた部屋のはずが、何故こんなに現実感が無いのか。ここは本当に現実なのか?
不安で潰されそうになる。支えているのは・・・無い。現在進行形で磨り潰されているといった所か。しっとりペースト状になればまた世界の見方も変わってくるのか。